久しぶりのコンサート:大阪交響楽団第165回定期演奏会

大阪交響楽団の第165回定期演奏会に行ってきました。高関健の指揮で、ベートーヴェンの「プロメテウスの創造物」の終曲、交響曲第1番と第3番「英雄」。
久しぶりのコンサートということですごい楽しみにして行ったんだけれど、期待を裏切らないい素晴らしい演奏会。プログラム順に聴いていくと、ベートーヴェンが如何に進歩した、というか第3交響曲ですごい大きく色々なところを飛び越えてしまったのがよくわかる。
第1番交響曲はすごいかわいい曲で、くるくる入れ替わる主題が楽しい。でも、第3交響曲になると、主題の準備の過程が用意周到で、だからクライマックスでの高揚感がすごい。
演奏で注意が向いたのは、各曲のピチカートの使い方。第1交響曲の冒頭のピチカートは効果的なんだけど、第3交響曲の第4楽章のわくわくさせる感じを経験してしまうと、ちょっと物足りなく感じてしまう。
この後も第5、第7、第9と続いていくというのがちょっと信じられない。ベートーヴェンすごいなあ。