柔軟剤な変化

洗剤はちょくちょく替えた方がいいけれど、柔軟剤は気に入ったのをそのまま使い続けた方がいい、というのが母の教えでして。
ただ、初めは「柔軟剤なんて別に使わないでいい」と言っていたのが、「なんで使ってないの?」になり、「柔軟剤があればアイロンは別に使わないでいい」と言っていたのが、「なんで」になり、別に一貫性はないのです。

それはとにかく、柔軟剤、替えないでいいと言うのはずっと同じものを使い続けたいというこだわりを持った、つまり無精な人にとっては大変にありがたい。実家で使っていたものと同じものを買って、最初にボトルを買ったら、後は詰め替え詰め替えしていくだけ。もう何年も使っています。

ところが、私が愛用している柔軟剤の会社がこっそりと(としか思えない)袋は替えずに中身は替えてしまったらしい。詰め替え袋の裏面に「これは前のボトルに入れないでください」と書いてあるのを見たのは、詰め替え始めてからでした。
「固まるから使えない」と書いてあってがっかりしたのですが、別にそれらしい様子もないので、もしかしたらこのままいけるんちゃうかと思ってちょっとほっておいた、そうしたら、ちゃんと固まってはいない、いないんだけど、これは柔軟剤ではない、という液体に。
仕方がないので新しいのを近所に買いに行ったら、今まで使っていたのは扱ってなかった。すぐに洗濯しないからここで買わないといけない、でも新しいのはどうも勝手がわからない、というので悩んだ挙句、別の店まで今まで使っていたのを買いに行ったら本物だけれど、そんな気もしなかったから、新しいのを買いました。香りとか、効能とか、そういうことは全然見ずに絵柄だけで。
そう言えば、プラハに行った時、地元の人がスーパーでシャンプーの蓋を開けて香りを嗅いでどんな感じか確認していて、なんてことをする人たちだろうと思ったけれど、あれは当然の欲求とも権利とも言える気がする。
で、実際に使ってみた感想はと言えば、それはこれから使ってみなければわからないし、ちょっと勝手が悪くても多分これを使い続けてしまうだろうから、特にそれを自分が求めてはいないので、まあいいことにします。